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Clam AntiVirus (クラム・アンチウイルス。略称Clam AV)とは、オープンソース (GPL) で提供されているクロスプラットフォームのアンチウイルスソフトウェアである。 Clam AntiVirusの開発プロジェクトでは、メールゲートウェイで電子メールのウィルススキャンを行うことを開発目標の主眼としている。当初UNIX用として開発され、その後AIX、BSD、HP-UX、Linux、OpenVMS、Mac OS X、OSFとSolarisに移植されている。Windowsにも、現在では「ClamAV for Windows」「ClamWin」「MoonSecureAV」など、多くの派生版が移植されている。 主にメールサーバにおけるサーバサイドにおけるE-mailウイルススキャンの分野で広く利用されている。 従来より常駐監視機能(オンアクセススキャン)が標準実装されていなかったため、常駐監視としてはDazuko+Clamukoを利用したりcrondのジョブとしてフルスキャンを実施する方法が一般的だった。 しかし、2013年9月19日にリリースされた0.98からはfanotifyを用いた監視機能が実装されたため、2.6.36以降のLinux等ではDazukoモジュールを用いなくても任意のフォルダの常駐監視が可能となった。 その他、Mac OS X 版の ClamXav では ClamXav Sentry を常駐させる事ができ、任意のフォルダなどを監視させる事が可能である。また、Mac OS X Server 10.4 Tiger 以降には ClamAV が標準で含まれている。 その他、常駐保護機能を持つものとして「ClamAV for Windows」や「MoonSecureAV」などの派生版がある。 == 機能 == ClamAVには次に示すような何種類かのユーティリティが含まれる。コマンドライン版スキャンツール(clamscan)、データベース アップデートツール(freshclam)、マルチスレッドで実行可能なデーモン(clamd)である。また、sendmailのメールフィルタリング拡張コンポーネント機能を持っており、オンデマンドのスキャンを行える。さらに、ZIPやtar、gzipといった圧縮ファイルや、Microsoft Officeで作成されたファイルやPDFファイルもスキャンすることが出来る。 ウイルスデータベースは、最大1日数回アップデートされ、2011年7月20日現在では1,000,066 件のウイルスパターンを保有している。〔開発元ホームページ http://www.clamav.net/ にて確認〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Clam AntiVirus」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Clam AntiVirus 」があります。 スポンサード リンク
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